DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/06/10 ¥3,980
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恋というものは理屈ではなく、化学反応のように進行していくもの。本作を観れば、そう確信するはずだ。列車の中で偶然に出会った男と女が、ウィーンの街を歩きながら、たがいへのときめきを高めていく一夜の物語。ドキュメンタリーのような自然な会話とカメラワークで、スリリングな愛の駆け引きが描かれる。監督は、本作でベルリン国際映画祭監督賞を受賞した後、『ウェイキング・ライフ』『スクール・オブ・ロック』など次々と新境地を開拓するリチャード・リンクレイター。
主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーが、出会いのぎこちなさから、意気投合する瞬間、徐々に募る恋心、相手にいらだつ過程まで、さり気ない視線や動きで鮮やかに演じている。やや哲学的で頭でっかちなセリフが多いのが気になるが、そのなかに思わずグッとくる言葉が含まれているのも事実。占い師やホームレスの詩人といった脇役の存在感や、バッハの「ゴールドベルグ協奏曲」など音楽の使われ方、主人公ふたりのその後を考えさせるラストも秀逸だ。物語を語る一般的な恋愛映画とは完全に一線を画しつつ、映画のペースに乗ってしまえば、限りなくハマる一作。本当の恋を見つけたようなときめき感さえ、本作は持ち得ている。(斉藤博昭)


これ、めちゃめちゃ良い。
ただの恋愛映画だと思っていたけれど、すごく引き込まれた。
まだ余韻が残ってる。
DVD買っちゃおうかな。
上記Amazonからの引用のとおり、
ブダペストからパリへ帰るセリーヌが、列車の中で旅行中のアメリカ人ジェシーに出会い、
ウィーンで途中下車して、一夜を過ごすというストーリー。
何故一夜だけかというと、ジェシーが翌朝の便でアメリカに帰ってしまうから。

この映画、ほとんどが二人の会話です。
たまに占い師や詩人が出てくる程度で、(詩人の作る詩も素敵なんだー)
残り99%は二人しか喋ってませんし二人しか出てきません。
だけど、飽きないの。
出会ったばかりの二人は、ウィーンの街の至る所で、色んな話をする。
バスの中、地下鉄の中、墓地、カフェ、バー、クラブ、街角、公園。
子供の頃のはなし、家族のはなし、魂のはなし、神様のはなし、セックスのはなし
恋愛のはなし、人生のはなし…。
こうやって、色んな話をできるのっていいなあ。
最後のセリフまで、すべてが素敵だった。
別れ際に、二人は半年後に同じウィーンの駅(たぶんあれは西駅)で
会う約束をするの。
そこがまたとてもロマンチック。
たった一晩なのに、ふたりはいろんなことを語らいあって、すごく濃い一夜なのです。

久々にハマった。
この続編、9年後に二人が再会するという
Before Sunsetもめちゃめちゃ良いです。
サントラ買っちゃった。

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